オゾンの働きについて
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オゾンの力がもたらす
さまざまな効果
グリースオゾナイザーはオゾン式のグリーストラップ浄化装置です。オゾンエアーをグリーストラップ内に入れることで、その高い酸化力によって油脂分の分解や悪臭を解消します。オゾンエアーには害虫を忌避させる効果があり、衛生面の向上を図れます。
また、油脂の分解や悪臭の解消により清掃の手間も大幅に軽減します。清掃時間が短縮されることで人件費削減や業者による定期清掃が不要になるなど、コスト削減にも貢献します。
オゾンの酸化分解の仕組み
細菌
悪臭
細菌
悪臭
オゾン水
(O3)
不安定な
オゾン分子
悪臭
水中の細菌や薬剤、
臭い物質などと結合
物質が酸化
悪臭
薬剤などの有害物質分解、
臭い原因物質の除去などの
効果をもたらす
酸素(O2)
安全な
酸素となる
オゾンとは、3つの酸素原子「O(オー)」が結合した状態のものです。このうちの1つの酸素原子が近くにある物質と結びつき酸化すると、O(オー)は2つと1つに分離されます。この反応をオゾン分解(オゾン酸化またはハリースオゾン分解とも)と呼びます。
オゾンに反応する物質には、たとえばニオイ成分があります。オゾンによりニオイ成分が酸化・分解されると、ニオイそのものが消滅するため悪臭が解消されるのです。さらにオゾンの酸化力は脱臭以外にも、殺菌・漂白などにも利用できます。反応する物質が細菌であれば、溶菌(菌の破壊)しますし、汚れ成分であれば脱色してしまう力があるのです。
このように強い除菌・殺菌・脱臭・脱色があるオゾンの力を用いて、グリースオゾナイザーはグリーストラップ内の水を浄化します。
オゾンにより酸化される
金属や有機物
オゾンには強力な酸化力があり、金やプラチナを除くほとんどの金属を容易に酸化させます。金属以外の無機物とも反応し、酸化させます。
- 不飽和結合をもつオレフィン系やアセチレン系化合物
- 芳香族単環・縮合環化合物
- 炭素・炭素二重結合をもつ化合物
- アミン、硫化物などの求核類
- アルコール、アルデヒド、エーテルなどの酸素を含む化合物
- さまざまな型の炭素・金属結合
一定量を超えない限り
人体への影響がなく安全
高濃度オゾンは人体にとって有害ですが、一定量を超えない限りは人体に影響することはありません。そもそも、空気中には0.005ppmほどのオゾンが含まれています。意識することはほぼありませんが、人は日常的にオゾンと触れ合っているのです。0.01ppm~0.02ppmになるとオゾン臭が出始め、オゾン濃度0.2ppm以上の環境下に長時間居続けると、人体に悪影響が出始めます。
グリースオゾナイザーは無人環境下であるグリーストラップにオゾンエアーを注入します。注入されたガスはグリスト内の菌やニオイ成分と結びつき酸化分解されますので、厨房内のオゾン濃度が高まることはありません。そのため、人体に影響することがなく安全です。